よしもときんじの作品アニメ「極黒の翼バルキサス」について
有名アニメ監督・アニメーター「よしもときんじ」氏の出世作と言えば「極黒の翼バルキサス」ではないでしょうか?
実は、本作が完成するまでにはちょっととしたエピソードがあったりするんですよ。
今回は、よしもときんじ氏が参加したアニメ「極黒の翼バルキサス」に関する情報を集めてまとめました。
極黒の翼バルキサス制作のきっかけ
よしもときんじが参加した代表作の1つとして「極黒の翼バルキサス」を挙げるファンも多くいます。
実は、極黒の翼バルキサスが制作されるまで、よしもときんじが参加するまでにはちょっとしたエピソードがあったようです。
1986年のOVA「メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い」の原画を担当したうるし原智志は、1987年発売のアダルトアニメ「ホワイトシャドウ」のキャラクターデザインと作画監督を依頼されます。
その依頼を引き受ける際に「極黒の翼バルキサ」の制作も報酬に含まれていたようです。
ヒロイック・ファンタジー作品の監督になる事ができたうるし原ですが、自分一人で全てを担当するのは難しいと感じ、親交のあったよしもときんじに演出を依頼する事になりました。
制作が始まってからストーリーやシステム等の様々な箇所に手が加えられたという特徴がある作品でもあり、企画段階と完成後では全く違うオリジナル作品に仕上がりました。
あらすじ
金の勇者バロールは、覇王になるという目的を果たすために伝説の地カナンを襲撃し銀と青銅の勇者を見つけ出そうとした。
バロールの部下ガーディンは、青銅の勇者メッシュを見つけ確保しようと試みる。
その際にメッシュの幼馴染である戦士レムネアと遭遇する。レムネアにとってガーディンは、両親の敵だったのだ。
ガーディンに戦いを挑むレムネアだったが勝負に負けてしまい囚われてしまう。
そこへ勇者の伝説を知る仙導師が現れ、レムネアに勇者の首飾りをかけるのだった。
レジェンド・オブ・レムネアについて
極黒の翼バルキサスには「レジェンド・オブ・レムネア」というコミカライズ作品が存在します。
本作は、うるし原智志の初の漫画単行本としても知られています。
設定自体は原作である 極黒の翼バルキサスに踏襲していますが、モブキャラだったリアンに活躍の場が与えられる等のアレンジが追加されています。
また、連載開始当初は、追加要素や裏設定を加えたリメイクに近い状態で単行本化される予定でしたが、全3巻で完結となりました。
連載終了の原因として、作者であるうるし原の体力の限界や技術力不足だった事が後に語られました。
単行本は全3巻、さらに愛蔵版として「レジェンド・オブ・レムネア1-銀の章」と「レジェンド・オブ・レムネア2-金の章」が出版されています。